GUIの次へ

チャットボットにピボットして以来、何か楽しいことが出来ないかなと考えてきたけど、割りとすぐに資産がないと何も出来なさそうなことに気づいて、他社の資産や自社の資産の活用方法を中心に検討してきた日々でした。

ビジネスになりそうなものとしては、他社の資産の活用が近そうだけど、その資産の影響範囲を超えるような事は出来そうもない。たとえば宅急便の再配達がチャットボットで実現出来ることは便利だけど、一企業の部分的なサービスの利便性を高めるだけの用途で終わる。いずれホームページ制作サービスのようにあらゆる企業がボットを持つ可能性もなくはないけど、クラウドサービスの影響でノウハウの蓄積などの先行者利益は得にくくなったので、大化けの夢は描きにくい。

次に自社の資産はモバイルウォーズくらいしかないけど、ユーザのニーズがゲーム市場に限られるなら、競争が激しいことに変わりない。

チャットボットとして考えると、今のプラットフォーマーを儲けさせる以上の、世界を変えるようなビジョンは見えない。だけど範囲を広げれば、チャットボットもボットの一部だし、チャットはコミュニケーションの一手段。チャット以外のコミュニケーションでも、チャットボットで積み重ねたノウハウが活きる。特に、ユーザを動機づけるシナリオ設計は、そのままチャット以外のボットでも活用出来る。

2017年は、対話エージェントが日本でも流行り始める年。対話エージェントは、GUIの次のユーザインターフェイスになる可能性があり、大きな夢が描ける。この分野に賭けてみたいと思う。

Webサービスとしてのモバイルウォーズは、すぐに打てる手を見失ったので閉鎖する。エラーを解決しようにも、今更32bitでないと動かないシステムの勉強をすることが、未来志向だとは思えない。1年間、辛抱していたけど、放置するにもかかるコストに耐えきれなくなった。

カードゲームとして広まったモバイルウォーズだけど、自分の実績としてカード合成の発明を標榜する必要があったので、カードゲームと言っていたけど、これは実は不可抗力。もともとカードはゲームのひとつでしかなくて、いろんなゲームを追加するつもりで、自分のロボに自分にそっくりなプレイスタイルを覚えさせて、自分の分身のように親しみを持ってほしい、という思いがあった。

ギジンという会社も、対話エージェントのコンテンツも、モバイルウォーズで実現を試みた「自分の分身がネットにいる」という世界の実現につながっている。優秀なエージェントが欲しいわけではなく、愛でたい何かを見つけたい。

 

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