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肉をつくろうと思います

ここ最近、いろいろ考えていて、次にやるべきことが、だんだんくっきりと見えてきた気がするので、メモします。

IoTゲームに事業領域を絞り、活用するテクノロジーをBLEとiBeaconに狙いをつけて、1年いろいろやってきました。ここ最近は、自分でも手を動かして、研究を続けてきました。それで、いろいろ知ってきました。

サービスをつくる際に、アンチテーゼを大事にしています。大きな流れがあれば必ず裏のニーズがあり、表は大手、裏をスタートアップがやる、という役割分担が適切と思うからです。

モバイルウォーズは、アンチSNSとして始まりました。サービスの成長に伴って、戦うだけでなく仲良くするというSNSの顔も持つようになってきました。みんなと仲良くするのが表の姿ならば、誰かとバトルするのは裏の顔。

で、次の大きな流れは、IoT。IoTの表の顔はロボだと思っています。わかりやすいので。じゃあ、裏の顔は何かという。

だんだん、表現の話になってくるかなと思います。
ネット回線が遅かったガラケー時代だから、読み込み時間をドキドキに変えられた、みたいなことがあると思います。
いまはパワフルなスマホ、回線速度もはやい。こういう背景を踏まえて、どうやって個性を表現するのが適切なのかな、と。

いま流行ってるロボへのアンチとして、どういうテーマを選択するのかが個性になると思います。

というわけで、肉にします。これからは、肉を作ろうと思います。

何を言っているか、はしょるとよく分からないと思うのですが、表現なので。。説明してわかるようではいかんと思います。
この本は何が面白いとか、この映画はどこが面白いとか、このコントは何が面白いとか。説明して伝わってはいかんのです。見てもらえないので。
スプラトゥーンだって、イカがインクを塗るって言ったら「は?」ってなって、よくわからないし。でも面白いから、やってみればいいよと誰かに勧められる。そんな風になりたいなと思います。
スマホゲームで肉をつくるって?しかもそれがIoT?どういうこと?とか思ってもらえるといいな。

ちょっと作ってみて、あまり良い表現じゃなかったら、なかったお話になるかもだけど。とりあえずやってみます。

ぬいぐるみが、スマホへ嫉妬

2年後の当たり前をつくる。

っていうことで、今やっている2年後に当たり前にみんなやっていることを、全部やってやろう!ということで、どんどん世の中に出している。アプリベンダーや、ハードウェアベンチャーの枠組みを超える、新しい文化を作ろうとしてる。

業者向けの話だけど、こんな感じ。

・サービスに登場するキャラクターグッズをみんな当たり前につくる。
・グッズにはアプリと通信して連携する機能が当たり前にある。

という、ソフトとハードが連携する企画の部分。

・サービスの世界観を補足する動画を当たり前につくる。
・この動画は番組仕立てになっていてユーザとの交流のきっかけになっているのが当たり前。

という、プロモーションだけでなくユーザ交流コーナーの部分。

ソフトとハード連携部分は、予算も限られているので、クラウドファンディングをする。昨日やっと始まった。でも、アプリがまだないのでニーズがない状態。そんな状態でも始めたのは、アプリを審査に提出したので、そろそろ出るから。アプリが出れば、ニーズが喚起できるので、今のうちクラウドファンディングで買っておこうか?と思ってもらえるはず。

ニーズを喚起できる、といっても、どんな機能があるか?それがどれくらい必要とされるか?にも影響される。その開発が間に合うのか?という問題もある。これは限られたリソースで、出来ることをやるしかない。あと、ずっと「すれちがい通信」と言っているけど、これはとてもわかりやすいメタファーであり、隠れ蓑。特許出願中だから言えないという事情もあるけれど、ユーザは一度、すれちがい通信をやってみて、まあすぐに飽きて、それからやっと、サービスの本質に気づくという感じ。

わざわざ遠回りしてるのは、理由がある。

ユーザが本当に欲しいものは、それを欲しがっていると知られたくないから。

 

モバイルウォーズでカードを売ったときにも、みんなに言っていたけど、ユーザはカードが欲しくて買うのではない。カードを買うことで手に入る「何か」が欲しいから買うんだ、と。

市場が出来てしまえば、みんなやってるからって言って、カードそのもの(デザインとか有名キャラクターだとか)が欲しくて買うというニーズも出てくるけど、最初はそうじゃない。

強くなれるとか、特別な存在になった(気がする)とか、誰かに感謝されるとか、つまり、特別な存在になれるとか認めてもらえるとかそういう価値が手に入るから、お金を払う。

だから、誰かとのすれちがい通信が新しいからと言って、別に必要ではないし、欲しくもない。アプリを立ち上げてないと、すれちがい通信の利用が限定的だからと言って、それを解決するよと言って、だから何?という話。

じゃあ、何があるの?何を隠してるの?と言ったって、そんなもの言葉で言って、感動が伝わるわけがない。言葉で言って伝わらないから、やってみてどう感じる?って、それしかない。

 

それでも説明しようとしてみると、こんな感じ。

まず、アプリのキャラクターを育成する体験を楽しいと感じられることが最初の一歩。

そこを超えたら、キャラクターへの愛着がどんどん高まってくる。ぬいぐるみを買ってもらうことだって出来る。でも、ここまでは、他のキャラクターと同じ。

じゃあ、愛着が高まった後、何が出来るか?愛着をさらに高める最後の一手。

これがクルンにはある。

 

ぬいぐるみの気持ちになってみよう。ぬいぐるみをかわいがってくれるユーザがいる。夜にベッドで抱っこして寝てくれる。ぬいぐるみもユーザのことが大好き。ぬいぐるみはどうしたらユーザにとってずっと愛してもらえるかを考えてる。努力している。

でも、本当はわかってる。ユーザには、自分以上に好きな奴がいるってこと。それが、スマホ。部屋に置いて行かれるぬいぐるみは、いつもユーザと一緒にいるスマホに嫉妬している。

ユーザがスマホを好きな気持ちを、どうこうすることはぬいぐるみには出来ない。それでもユーザに愛してもらいたい。だから、ユーザが大事なスマホに、遊びに行こうと努力を始めた。

この涙ぐましい、ぬいぐるみの努力。これが、人の心を打つ。

 

ユーザと一緒にサービスを育てる、ハードも一緒に

ソフトとハードが連携して新しい体験を生み出すってことは、ハードの世界では今までユーザと一緒に作るってのは難しかったかも知れない部分が、ずっと早く一体感を感じながら、出来るようになるってことだと思う。

「ユーザと一緒にサービスを育てる」ってことが、ハードにも当てはまると思ってる。

むかし、メンバーとトークでやっていたことは今、こんな感じになってきている。

 

ドジなロボ

自分は元漫画家なので、ずっとキャラクタービジネスをやりたいと思っていた。自分たちが生み出したキャラクターが多くの人に愛される姿を想像することが好きで、それをやっている会社には、敬意を感じているし、少しでも近づきたいと思う。

また、モバイルコンテンツが世界で初めて生まれた国にいるということにも、誇りを感じている。だから、モバイルコンテンツならではのキャラクターでなければ、という思いがいつもあった。最初は、カードゲームのキャラクターがグッズ化されることをイメージしていたけど、今思うと、それをしていなくてよかったと思う。

今年、IoTがやってきた。モノがネットにつながる時代だ。技術が普及して、今まで一般的ではなかったことが、とても安くできるようになったから、普及前夜といえる。ネットにつながるキャラクターグッズが、安価に手に入るというだけでもそこそこ面白いけど、もっと面白いのは、技術はこれから先もどんどん安価になるので、最初は単機能だったものが同じ価格のまま機能が高まって、そして中身を入れ替えるこで高機能になるということ。雑誌やテレビにはないネットの強みである更新性の高さ、というものが、モノに当てはまるようになる。

さらに、更新するのは人間なので、更新性が高まるということは、ミスも増える。これを活用すると、いかにも人間くさいコンテンツになる。ドジで親しみやすいモノになる。20万円払って賢くカッコいいロボを買う以外に、3千円でドジなかわいいロボを買うという選択肢を増やしたい。

 

ギジンのアイドルが来た!

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3Dプリンタで出力しただけでなくて、塗装もされて、パワーアップしてやって来た!

くりくりの形と、つやつやのカラー。これはまだサンプルだけど、みんなの手元に届くころには、もっとかわいい手触りと、未来の機能をもって現れる!

ギジンのアイドル、クルンちゃん。よろしくお願いします!

試作品が出来た!

アトムを開発した天馬博士のような。アラレを開発した則巻博士のような。

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台の上で横になったロボを上から見下ろしながら、「チューン」と音がしそうな鋭利な何かで、お腹を開けて「キュイーン」とする。物語のなかでロボを開発する博士の姿に、幼い頃、心をときめかせていました。

子供のころ、「将来は、博士になりたい!」と、よく言っていました。でも、大人になってからわかりました。博士というのは職業ではなく、大学院を出れば誰でもなれる。でも、なりたかったのは、それじゃなくて。。。困ったことを解決する便利な道具だったり、友だちのようなロボを発明する人でした。

今年、会社をつくりました。自分が子供のころから長年夢見ていた、その入り口にようやく今、立てている。出来立てほやほやの試作品です。

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でも、まだ中身は何も入っていません。空っぽです。出来たのは、姿形だけ。肝心の中身はこれからです。この子は、何が出来るようになるんだろう。それはこれから作ること。まさかモバイルコンテンツプロデューサーだった自分が、ロボの入り口に立てるようになるとは思わなかった。

昔つくったゲームにはロボがいた。ずっとロボが作りたかったから、仮想の世界でロボを作った。そのロボは、着替えやカードゲームを楽しむことが出来た。こんどは、仮想じゃない。実体になってそこにいる。触れることが出来る。いろんな角度から眺めることが出来る。持って歩くことも出来る。

この子は、人間のために何が出来るようになるんだろう?いままさに生まれようとしている時。これからどんどん成長する。多くの人の役に立って、愛されることを、祈っています。

 

iBeaconアプリ企画のための仮説の検証

■ソース

原文はここ日本語訳はここ

 

■市場の背景と仮説

Apple Watchは25年に1回の製品。AppleはWatchで開拓する新市場に力を入れる。

Apple WatchをiPhoneに接続するのは、BLEという技術。

BLEは、スマホを周辺機器に接続する技術のスタンダード。

BLEを急激に広めるのは、利用するのにペアリングが不要なiBeacon。

iBeaconには、利用しようとした際に物理的な限界があり、それが仕様とされている。この仕様によって、サービスによっては企画する際に弱点になりうる。普通はここであきらめる。なんだ、使えないじゃん、と。

でも、この問題を解決できれば、ウェアラブルにとって決済や健康以外の、コミュニケーション&ゲームに使えるということになるはず。コミュニケーション&ゲームが市場を広げるのは、過去の歴史が証明してる。

いつか誰かがその扉を開けることになるだろう。ギジン社が、そうなりたい。何回考えても、これ以外にない、という突破口に向けて進んでいる。他社のiBeaconを利用したサービスのリリースを見るにつけ、なかなか通らない針の穴に、糸を通そうとしている気分になる。

つながりは生きていた!

前に会社経営をいちど失敗している。だから、こうすれば失敗する、こうしたから失敗した、ということを何点か、体験して知っている。次に会社をつくる時は、これらのことをしないようにしよう、ということを、いくつか決めていた。

・社員に東京水準の給料が払えないビジネスはやらない。
自分が食うとか会社を維持するためにとか、そういうことを目標にすると事業は薄利になりがち。薄利になると、従業員の幸せが遠のく。一人当たりに手厚く、そのために付加価値を高く、地方本社が不利にならないことをやる。そんなビジネスの見込みが出来てから会社をつくろうと思っていた。あと、地方でやることのメリットを価格の安さにしたところで、今は、たいした魅力に思われない。そんなことより、日頃、東京にいないからこそ出来る発想の豊かさというのを売りにすればいい。いまのところ、達成してる。

・株主比率を間違えない。
代表創業者の比率が低く、後から入って来た役員が高いとかになると、責任の所在が不明確になる。最後に責任をとる人間をたった一人に決めてやるべき。比率が安定していると、VCも安心して投資してくれる。いまのところ、達成してる。

・本社にいる。
前回は、自分が営業要員も兼ねていて、受託案件のディレクターも兼ねていたから、顧客の側にいる機会が多かった。だから、東京に拠点をつくって、ほぼそこに入り浸っていた。社長が本社を留守にしがちになることは最悪だ。社長も社員も、お互いに同じ釜の飯を食う、という感覚がなくなる、同じチームなのに。社長がいる会社、社長が行きたくなる会社でなければいけない。いまは毎日、遅刻せず会社に行くし、毎日会社に行きたくて仕方がないし、みんなとの飲み会が楽しみで仕方がない。

・退路を断つ。
前回は、どうして起業してしまったのだろう?とか、東京に戻りたいとか、そんな弱音を吐くこともあった。自分が望んだ起業というより、誘われたことがきっかけだった、という事情もあった。いまは違う。雇用されることがそもそもあわない、という自分の性格に気づいた。他人に指示されるのはイヤだ。自分で決めたことを信じてやりたい。となるともうこれは、経営者以外の生き方がない。ここで生き続けるしかない。成長が止まったら会社は衰退する。成長を続けるしかない。退路は、自分が望んで断たれている。

まだまだある気がするけど、とりあえずこんな感じ。いまのところ、達成してると思える。どうして思えるかというと、昔の仲間が戻って来てくれているから。このことが、自信につながっている!いろいろあったけど、また一緒に働けることが、やっぱり嬉しい!前には、社長を代わることも、会社の成長に必要と思っていてやった。でもそれは、予定通りにはいかずに、会社は潰れてしまった。でも、つながりは生きていた!

今度もまた、みんなで大きく育てるぞ!

10年越しのビジョン

9月2日は、40歳の誕生日。会社をつくって1年目。ちょうど、10年前の2004年も、会社をつくって1年目に30歳になった。10年の節目。この間に経験したいろんなことを糧にして、これからの経営者人生は、大きく成長していきたい。

10年前に語ったビジョン。IT界のトヨタになる。地方都市にとって、巨大な影響力をもつことで、戦後の国策を是正したい。つまり、東京に一極集中し婚期が遅れ、老いて行く国を再成長させるための救済策になりたい。いずれ、行政区の名前を変えるくらいの重要な存在になりたい。

当時はまだ目新しかった「東京を離れて地方でIT系の会社をやる」ということに、こんな大きな覚悟が必要だった。でも、さすがに10年もたった。何度も倒産しても、何度も退職しても何があっても、ずっと同じビジョンに向けて努力を続けられている。いまは前よりは自然体に言えるようになった。

どうやって達成するかのロードマップも描いていた。モバイルがあると楽しく歩ける街。つまり、ハードウェア。車やビル。建設業界や行政。すべてをモバイル中心に再構築された街をつくるんだ。製品だけでなく、サービスやノウハウや技術を輸出する。ソースはここ。http://japan.cnet.com/sp/v_select/20306027/2/

モバイルという言葉は、とんと聞かなくなったけど、要は、データ化された、もう一人の自分。最近は、ビッグデータとかクラウドとか、いろんな言葉で言われてるけど、要は人。人中心の世界を作る、ということ。自分が欲しいと思うちょっと前に、モノがあっちから近寄って来てほしい。それを実現する世界。察しの世界。モノが主人の顔色をうかがって、先まわりして提案する。すべてのモノが、長年つれそった執事のようになる。これは最高に気分がいいぞ。面倒なことはすべてモノがやってくれる。

そして10年後。未来は向こうからやってきた。それがIoT。モノのインターネット。ネットがモノにつながるようになる。ようやく10年前に思い描いてたビジョンに近づける。モノは小さいものから大きいものまであらゆるものがネットにつながる。ネットにつながらないモノは気が利かないから欲しくない、売れない、という未来が来る。

ギジンという社名は、擬人化からとったけど、こういうような未来のビジョンを実現したい、という意味を込めた。擬人化と言っても、モノを美少女キャラになぞらえて玩具にする、ということではない。くれぐれも。

面倒なことから解放された人類は、人がすべきことに集中できる。それが、遊ぶってこと。人は、遊びのなかから新しい価値を見つけ出す。人は、人にしか出来ないことに、集中する。自分がやっていて一番、楽しいことに集中できる。それでいいんだ。

 

ツイッターまとめ

最近は、移動中の時間も増えて、考える時間も増えて、良さそうな気づきがあったときに、忘れないようにつぶやくことも増えました。まとめてみます。