てっぺんだった

2007年、ソーシャルカードゲームは、ブルーオーシャンだった。

 

当時はフラッシュゲーム全盛期で、まだソーシャルカードゲームをやっている会社(プレイヤー)は、誰もいなかった。

でも今、ソーシャルゲームはもう、カードゲームだらけだ。

今とても信じられないけれど、ソーシャルカードゲームという宝島に、プレイヤーは俺たちだけ、という時代がかつてあった。

ソーシャルカードゲームをやっているのは、俺たちだけだった。

ユーザは、他で味わったことがないゲーム体験を、心から楽しんでいた。

 

イベントで何日も眠れずゲームに没頭したり、ゲームで負けて悔しくて、罵詈雑言を書いたメールを何通も繰り返し送ったり、バグを起こしてあやまるキャラクターたちの会話を、愛してくれた。

 

ここには、強烈な熱、磁力があった。

何しろ他に競合がいないのだ。

独壇場だ。

てっぺんだった。

最高の見晴らしだった。

運営してる我々も強烈にエキサイティングな体験だった。

 

あの興奮を、忘れられない。

たぶん、中毒になったんだ。

また、あの感覚で仕事をしたい。

夜も眠れないくらい、血が燃えたぎって興奮する仕事がしたい。

したくてしたくてたまらない!